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2. 自動時刻同期
自動時刻同期は、設定した現地時間に合わせて
夜間に行われます:
EU圏 – ドイツ標準電波送信局「DCF 77」:
2~3時
日本 – 福島局「JJY40」と九州局「JJY60」:
2時ごろ
アメリカ – 米国標準電波送信局「WWVB」:
2時ごろ
同期開始時にディスプレイが自動的に消灯しま
す。ディスプレイは、同期化実行中(最大9分間)
または手動で中断するまで消灯しています。任
意のボタンを押すと、自動時刻同期を中断でき
ます。
米国標準電波送信局WWVBの受信域内でご使用の場合
ユンハンス「Mega Futura」は、送信局呼び出し後または再起動
後に必ず太平洋標準時を読み込みます。
夏時間と冬時間の間の移行日が一定でなく、またひとつの国で複
数の標準時間を採用していることから、太平洋標準時の受信地域
以外の場所では、夏時間と冬時間の切替え並びに、異なる時間帯
への時刻変更は、手動で行ってください(「6.1 タイムゾーンの
選択」をご覧下さい)。変更内容は、強制受信や自動受信の際も
反映されます。
自動時刻同期が完了すると、受信した送信局が常時表示されます。
日付は、時報信号によって常時自動で切り替わります。うるう年で
は、2月29日が自動的に考慮されます。受信を複数回試みても時刻
同期に失敗すると、受信インジケーターが機能しなくなります(4
章をご覧下さい)。時刻同期が行われなかった日は、クオーツ時計
の精度を有する内部時刻メモリーで時計が動作し続けます。次回の
受信で時刻同期が正常に行われると、液晶ディスプレイの受信イン
ジケーターが機能するようになります。
推奨事項: 夜間の自動時刻同期の受信状態をできる限り良好にする
ために、時計を着用せず、できるだけ電子機器・携帯電話・コード
レス電話の近くに時計を置かないで下さい。
この時計は、設定した現地時間を基準にして2時ごろに同期化を開
始します。そのため居場所に合わせてタイムゾーンを設定すると受
信しやすくなります。タイムゾーンが合っていないと、時計はそれ
まで設定されていた送信局と同期を取るよう試みます。
例:日本からヨーロッパへ旅行に行くとします。時計にはJST日本
標準時がメモリーされており、JST時間に合わせて中央ヨーロッパ
標準時間の前日18時に同期化が行われます。この時間帯には、夜間
の同期時よりはるかに多い干渉信号が発信されているため、最適な
受信時間が少なくなります。